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勉強よりも学び!高校生活全力疾走した私の学び方。

みなさん、こんにちは。
私は、2016年に広島県福山市にある国際バカロレア・ワールドスクール認定校である英数学館高等学校に入学しました。2018年に卒業し、現在は岡山大学に通っています。

ここでは、私が国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(DP)でIB資格を取得する時大切にした“3つのこと”をお話しします。

国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(DP)とは、高校2・3年生の2年間で学ぶ教育プログラムで、教科学習はもちろん、個人の様々な可能性を見出し広めることのできる全人教育と言えると思います。

公立の小・中学校を卒業後、高校で2年間(1年次:DP準備期間)DPを学んだ私ならではの体験談をご紹介したいと思います。


その1:疑問はすぐに解消!! ディスカッションから生まれる学び

国際バカロレア(IB)の教育は日本の学びと違い、教科書通りに進むわけではありません。疑問に感じたとき、質問することで先生やクラスメイトとのディスカッションが始まり、そこからたくさんの学びが生まれます。自ら進んで発言できる環境にあることもこのプログラムのいいところだと思います。

さらに、DPの学びでは前提をつかむところから始めなければいけません。自分の置かれている状況や能力を理解したうえで、学びのヒントなどが欲しい時には、授業以外の時間でもメールでのやり取りや放課後などを利用して先生に質問し、すぐに疑問を解消することができました。

そのため高校生の間は塾にも通う必要がありませんでした。

高校生活において英数学館の強みとも言える「先生と生徒の距離が近い」ということが私を強力に支えてくれました。このように、疑問をすぐに解消し、学習内容を理解した状態でいることは、着実に学習していく上で大切なことだと思います。


その2:まるで情報戦!?情報収集力がIB資格取得へのカギ

国際バカロレアの教育では、論文作成やプレゼンテーションの準備の際に、様々な情報源から情報を集めないといけません。

その際にはインターネットを利用することを強くお勧めします。
検索法としては、日本語で検索をするよりも、英語の方がより多くの情報を得ることができます。言語の壁があり、わからない単語などは調べる必要がありますが、言語の勉強にもなるのでいいと思います。

ただし、インターネット上にあるのは信頼できる情報ばかりではありません。そのため、クリティカルシンキングが必要とされます。

それから、過去問を取り扱ったサイトやプレゼンテーションの練習動画は参考になると思います。私はよく、【Prezi(プレジ)】というプレゼンテーションのサイトで海外のIB生のプレゼンテーションを見たり、You Tubeなども【IB TIPS】と検索して効率の良い学習法などを参考にしていました。

その他にも、世界中のIB経験がある現役大学生から指導を受けれるネットワークに登録するなど、自分からアクションを起こすこともできると思います。

あの手この手と、まるで情報戦のようですが、非常に大切なことです。
情報収集力こそがカギとなるのです。是非やってみてくださいね。


その3:集中できる時間は30分。自分だけのリフレッシュ法でスッキリ!

忙しい日々の中では、時間や課題などそれらを順々に終えていくことで、精一杯になりがちですよね。

私も始めの頃は、課題の提出と授業の予習・復習に追われ、その生活に慣れるまでは疲労を感じていました。

そんな時は、You Tubeで好きなアイドルの動画を見たり、音楽を聞いたりしていました。私のクラスメイトの一人は、学校の敷地内で野菜を栽培し、良い汗を流すことで、気持ちを切り替えていたそうです。

人間が集中できる時間は約30分と言われているように、自分のリフレッシュ法を見つけてこまめに心も身体もスッキリさせることをお勧めします。

身体的・精神的にバランスをとって学習することが大切なのです。

”大切にした3つのこと“まとめ

・疑問はすぐに解消し、着実に学習していくこと
・積極的に自分の意思で行動し模索し情報収集すること
・ストレスと上手に付き合い、身体的・精神的にバランスをとって学習すること

みなさんも、これらを意識してみてください。
自ずと、変化が出てくるはずです。

私にとっても、高校での学びは毎日が挑戦であり、辛いこと、楽しいことがたくさんありましたが、人生のターニングポイントとなったと思います。今では、高校生活を「全力でやりきった」という達成感から、苦労したことも含め良い思い出となっています。

世界基準である国際バカロレアの教育は、まだまだ日本には馴染みのない教育プログラムで不安になることは必ずあると思います。

ですが日本でも、文部科学省が国際バカロレアの認定校を200校にする目標を掲げていることからも、国内の大学での国際バカロレアのスコアを活用した入試は、今後も増える傾向にあると言えるでしょう。

努力は裏切りません。
ぜひIBに挑戦してみてください。

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