人と違っていい、ちょっと面白いことがしたい僕の学生生活
IBとの出会い
僕がIBを知ったのは中学校1年生の時でした。
はじめてIBを知った時は、ぼんやりとしか認識していなかったんですが、その後親から「将来どうするの?」と聞かれ、話をしたときにいくつかの選択肢を出してくれたんです。
その中の一つにIBがあり、IBについて調べ興味を持ちました。
中学校は公立だったので、普通の授業を受けていて当時の僕は「おもしろくないな」って思っていたんです。ヒトと変わっていてもいいから、ちょっと違うことをやってみたいなと思ったので、いい意味で変わったところを探して英数学館を受験し、入学しました。
寮生活で両親に感謝をするようになった
英数学館に入学したときはすごく人数が少ないなって思ったけど、その分人間関係が深いものになっていると、今では思えています。
そしてなにより先生との距離がすごく近い。
あと、僕は高校から親元を離れて寮生活をしているんですが、一人の時間が増えて勉強する環境としてはいいです。たまに寂しいと思うこともありますが…。
寮は共同生活なので、自分のリズムで動いてると風呂の時間が合わないってことがあったり、食事も好みが分かれると思います。
寮生活で身の回りのことを自分でするようになって、家族が自分の食事の用意や洗濯をしてくれることは、こんなにもありがたいことなんだって分かりました。
寮生活を経験して一番良かったことは、親に対してすごく感謝ができるようになったことです。
「母は偉大なり」って言葉が身に染みています。
コミュニケーション主体の授業が学びを深めてくれる
日々の学校生活では、お互いがコミュニケーションを取り合って活発な授業を行っているので、より深く自分が入っていけている気がします。
ディスカッションが多いので、授業を一緒にしているって感覚が持てるのが、IBの学びの大きな特徴だと思います。
普通の高校だと一方的に先生がしゃべる授業が多いと思うし、ディスカッションがあったとしても少しだと思うんですけど、IBだと8割くらいが相互授業なんです。
最近、クラスのみんなで移民の劇のようなものをしました。一人ずつに役を割り振って、自分たちなりに移民に関しての問題や、その国の背景、受入側のメリット・デメリットなどを調べて、移民の役、受入側の役をそれぞれ演じました。
劇中、役を演じる中でより密なコミュニケーションの必要性が生じる事で、お互いの問題点や改善点を明確にし理解し、学びを深めていきました。
その授業はとても楽しくて、ここ最近の中では一番鮮明に覚えています。
コロナの影響でオンライン授業になったときには、クラスの友達と会えないことが一番大きくて、すごく精神的にダメージが大きかったです。
授業中のディスカッションからはもちろん、普段の何気ない雑談から広がる話から得られるものがたくさんあるので…それができない環境はしんどかったです。
自分の好きや目標に自然と向き合えるプログラム
IBは、レポートの量もかなり多いし、授業をやったうえで例えばヒストリーだったら、ヒトラーが言った言葉とかそのときの風刺画を見て、何を伝えようとしているかとか、この言動が今後の行動にどう反映されているかと自分なりに分析したりするのが結構大変です。
タイムマネジメントのコントロールは、まだまだ改善の余地しかありません。クラスの仲間や先輩からアドバイスを聞いたり、担任から知識を聞いたりして、まだまだ進化中です。
ただ、今の忙しさとか、普通の高校ではできない様々なことができるから、その分大学や社会に出たときに、もっともっと自分がやりたいことを見つけやすいし、スキルとしても強い武器になると思います。
僕は、すごく小さい時からパイロットになるのが夢で、大学も飛行機やパイロットの分野に進みたいと思っていて、大学はアメリカとか航空産業が発達してるところに行きたいと思っています。
日本だとパイロットになるにはかなりハードルが高いことと、海外の航空会社にはいろんな人種の人がいるので人間的にもいろいろと違ったものが得られて成長できるんじゃないかなと思っています。キャリアとしても海外のほうが楽しそうで魅力を感じます!
IBのススメ
これからIBを目指す人に伝えたいことは、IBは大変だけど、楽しいってことです。
大変な時、しんどい時、そこをちょっと頑張って、ちょっと山を越えたら軌道に乗ることもあるし、大変なことを乗り越えた時には自分に返ってくるものが大きいし、すごい達成感を得ることができるので頑張ってほしいです。
僕も「IB資格」の取得を目指して、奮闘中です。
一緒に頑張りましょう!!