全国大会に国立大学、全部諦めない!文武両道を実践したコツ。
僕は3月に英数学館高校アドバンストクラスAを卒業した野宮といいます。
4月からは広島大学教育学部に進学します。
僕は高校3年間バスケ部でバスケに全力で取り組んできました。
そして3年生の最後には、夢だった全国大会初出場を果たし、目標の1勝を挙げることができました。
最後の最後までバスケに全力で、部活を引退したわずか3週間後には大学入学共通テストが迫っていました。
その時僕がどのような取り組みをしたか、そこにバスケがどのようにかかわっていたかを今日は話していきたいと思います。
バスケとの出会い
僕の高校生活はバスケに始まりバスケに終わったように思います。
僕のバスケとの出会いは小学生の時。
3つ上の姉が始めたミニバス(小学校バスケ)チームに一緒に入ったことがキッカケで、それ以来バスケが好きになりすぎて、バスケがないと何もやる気が起きないほど、バスケにのめり込んでいきました。
そして運命的な出会いは小学校5年生。
福山選抜チームで、後の英数学館高校男子バスケ部キャプテンとなる杉原涼太君と出会いました。この出会いが僕の進路を左右したといっても過言ではないかもしれません。
まず中学校進学のときに、人とは違った選択をしました。
「強いチームでバスケがしたい、県大会に勝ち上がりたい」
その一心で、杉原君が進む校区外の公立中学校に進学しました。
結果として中学校時代は最後の県大会で優勝することができました。
中学進学前には小学校の友達とは離れてしまうことで悩んだこともありましたが、人とは違う選択をして、バスケに対する気持ちに正直に進路を決めたことで、バスケが中途半端になることもなく、最高の結果が残せたと思っています。
そして今思い返せば、たった12歳で決断したことが、英数学館への進学や全国大会、そして大学合格に繋がったなと思います。
自分の代で英数学館を全国に!
中学の時に英数学館高校男子バスケ部の辻監督から声を掛けていただいて、英数学館がまだ全国大会に出たことがないと聞きました。
僕たちの代の福山市選抜からも何人か英数学館に進学すると聞いていたので「自分たちの代で全国大会初出場」を目標に、僕も英数学館に進学すると決めました。
そして本当に入学前からの目標「全国大会初出場」を達成してみて思ったことは「自分たちのバスケが全国に通用するんだ」ということでした。
自分たちの代になってからは、コロナの影響で遠征などもいけず全国レベルの相手とはウィンターカップが初顔合わせぐらいの感じで、実際に自分たちがどこまでやれるのか、というのが未知数でした。
ウィンターカップに出場してみて全国レベルの壁の高さも感じましたが、自分たちがここまでやれるんだっていう自信にもなって、自分たちの可能性に胸が躍りました。
大学入学共通テストのギリギリまで部活に全力投球
ウィンターカップ出場の3週間後には大学入学共通テストが控えていましたが、正直ウィンターカップが終わるまではとにかくウィンターカップのことで頭もいっぱいで、受験勉強に頭を切り替えられるほど時間もありませんでした。
だからなのか「特に何かを変えて勉強に取り組んだ」という意識もありません。そこには僕が常日頃から意識していたことが大きく関係しています。
意識していたこととは、何なのか?
それこそが文武両道を可能にした僕の高校生活のコツです。
大切なのは常日頃から準備すること
僕はいつも、100%バスケに取り組んできました。でもそれを勉強しなくていいという言い訳にするつもりはありませんでした。
毎日部活をして帰宅すると時間も遅くて、自宅学習にとれる時間は少なかったけど、勉強方法を工夫して、その都度きちんと吸収するようにしていました。
例えばテストで出来なかったところを重点的に復習して、自分で再テストをしました。
何回もテストして出来なかったところを減らしていくというように復習を繰り返して、1年生の時から取りこぼしのないように日ごろから無理のない範囲で勉強していました。
「直前になって焦るのではなく、常日頃からコツコツと。」
それが文武両道を可能にした僕の高校生活のコツだと思っています。
そのコツが習慣になったきっかけは親からの教えで、「たくさんの選択肢が持てるよう常に準備をしておくこと」と小さいころから言われて来たことです。
「自分たちが後悔したことは子どもたちに同じ思いをさせたくない」という思いで言ってくれていたんだと思います。
その教えを素直に受け止め、大学受験も見据えた準備を常日頃からしていたので、結果としてウィンターカップに集中して最後まで全力で挑むことができたのだと思います。
バスケから学び大学合格に繋がったこと
そしてバスケから学び大学合格に繋がったと思うこと、それは「諦めない」ということです。
僕がずっとバスケをやってきて、その中心にあったのは「諦めない」ということでした。
例えばバスケなら点差が離れてしまっても、そこで絶対に諦めない。
すると逆転できたこともあるし、逆転できなくても自分のベストを尽くすことができると思うんで、どんな状況でも諦めずやり遂げることが大学受験にも活きたと思っています。
じつは1月に受けた大学入学共通テストでは僕が思っていたより結果が振るわず…正直焦りもありました。
でも、すぐに気持ちを切り替えて次の方法を探しました。
そして広島大学の一般選抜後期日程で教育学部第四類健康スポーツ系コースを受けました。
試験は実技だったので、バスケを選択しました。
そこからはまたバスケに一生懸命取り組んでやれる限りの準備をして試験に臨み、ベストを尽くしました。
合格が分かった瞬間は、バスケを続けてきたこと、好きを追い続けてきたこと、諦めずどの瞬間も最善を尽くしてきたことの集大成のような瞬間でした。
大学でもバスケは続けますが、バスケはもちろんバスケ以外でも大学は普段から意識の高い人たちが集まっていると思うので、マネできるところはマネをして、自分では思いつかないようなことも全部取り入れて、もっと自分自身のレベルを上げていきたいと思っています。
そして将来はバスケに携わる仕事に就くつもりです。
ここまで僕が大好きなバスケに打ち込むことができたのは両親がいたから、家族のサポートがあったからこそです。
今までありがとう!これからも「好き」を追い続け頑張ります!!
(見出し写真提供:株式会社P&P浜松)
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