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IBディプロマ・プログラムの理念の中核の1つCAS

みなさん、こんにちは。

はじめに、覚えているでしょうか?
以前「国際バカロレア(IB)とは?それは世界への近道!」でお話したことを。

少しずつ思い出していただきたいのですが、IBが世界への近道たる所以は最終試験で一定以上の評価を得たときに取得できる「IB資格」が国際的に通用する大学入学資格となることからでした。

英数学館高校IBクラス2年生の生徒たちも、世界への近道「IB資格」取得に向けて夏休み返上で活動しました!

今日はその活動とはどのようなものだったのか、紹介します。

コア科目の1つCASとは?

ディプロマ・プログラム(DP)の理念の中核をなすコア科目は「知の理論(TOK:theory of knowledge)」、「課題論文(EE:extended essey)」、「創造性・活動・奉仕(CAS:creativity, activity, service)」の3つがあります。

この3つのコア科目は、IB資格を取得するうえで全生徒が修了しなければならない必修科目です。

今回夏休み返上で3つのうちCASの活動をしたIBクラスの生徒ですが、まずはCASを構成する3つの要素から話をはじめて行きたいと思います。

【CASの3要素】
・「創造性」(creativity)
:アイデアを探究し拡張する取り組みを通じて、オリジナルの作品やパフォーマンス、または独自の解釈を表現した作品やパフォーマンスにつなげる。
・「活動」(activity):健康的なライフスタイルに寄与する身体的な活動を実践する。
・「奉仕」(service):コミュニティーが実際にもつニーズに対応するための、協働的かつ互恵的な取り組みに従事する。
(「国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム(DP)科目概要 I. 説明とねらい」より引用)

CASのねらいとは、幅広い活動を通して、その重要性を認識し、目標を設定し効果的で自分に必要なプロセスを見極めることです。

そして、新しい挑戦を計画的に持続して他者と共に積極的に活動に参加し、自分自身は地域や世界のコミュニティーの一員であると理解することです。

生徒たちはCASに取り組んだ証拠として、根拠やプロセスをまとめたCASポートフォリオを完成させますが、それは成績に反映されません。

ですが、定期的なプログラムや自己評価の過程の一環として評価されます。

過去と今のCAS

過去のIBクラスの生徒たちは、生徒主体のチャリティコンサートをしたり、子ども食堂の手伝いをしたり、様々な企画を考え実施してきました。

ですが、今はコロナ禍で様々な制限がある中で、学校としても思うような活動ができないのが現状です。

校外へ出ることは難しいので、もちろん学校外の人との交流があるような企画はできません。

そんな中で、生徒たちはできることを模索しIB資格取得のために奮闘しています。

世代間交流サマープログラム

今回、IBクラス2年生のCASでは英数学館小学校の子どもたちを対象にサマープログラムとして、夏休みを利用し様々なプログラムを体験する企画を用意しました。

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ある日の体験では国や文化の違いがテーマだったり、惑星の特徴がテーマだったり、様々な分野について英語で楽しく学んでいました。

プリントなどもIBクラスの生徒が何枚も用意して、段階的に進めていくなどしっかりと考えられたものになっていました。

カラフルなシールや外国製のボードゲームやカードゲームなどたくさん用意して、終始小学生にも楽しんでもらえるよう、工夫をしていました。

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最初のうちは緊張した様子の小学生の子どもたちも、高校生のお兄さんお姉さんが話す英語をしっかり聞いて理解し、そのうちに英語で積極的に質問をしている姿はとても微笑ましく、「これぞ、小中高一貫校の良さ」というような取り組みだな~と感じました。

CASの成果

いつもは教わる側の高校生も、小学生の子どもたちにどうすれば伝わるのか、理解してもらえるのか、時には相談をしあいながら体験プログラムを進めていました。

普段とは違う立場で行動することで、自分自身やクラスメイトの普段とは違った一面を見つけれたり、責任感が芽生えたりするきっかけになったのではないでしょうか。

今回のCASの活動を通して、生徒たちは計画から実行まで新しいアイデアを考えたり、クラスメイトと協働したりして、自分の行動を振り返り長所やこれからの課題などを認識することができたと思います。

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最後に

ただ知識として勉強するだけではなく、「英語で楽しく体験をする」というところ、そして「小学生と高校生の世代間交流」が学校内という身近でできるというところが、英数学館ならではの光景です。

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IBクラス2年生のDPは始まったばかり。
今の状況でできないことを嘆くのではなく、できることに全力で取り組み、あふれるアイデアでコロナ禍をものともせず、突き進んでほしいと思います!

今後もIB資格取得までのプロセスを追っていきたいと思います。
EISU noteは、IBクラス2年生を応援しています!